今年一作目がやっと出来上がりました。
タミヤのカワサキニンジャZX-12Rでございます!

リハビリを兼ねて何か制作しなければ・・・って思っていましたが空気を変えてバイクも面白いかも・・・・と思っていた時に
たまたま女子高生×バイクという組み合わせの「ばくおん!」の事を思い出し
春からアニメにもなるし、ちょっとネタになるものはないかなと考えて
あれこれ消去法で考えてこのタミヤのZX-12Rを思い付きました・・・・と言いながら
作中のキャラで来夢先輩が一番好きなキャラなのでZX-12Rを選んだということもありますが(笑)
ただ、今回はすでに来夢先輩仕様で製作されてる方もいらっしゃったので
ネタとしては後追いになってしまいますがどうかご勘弁いただきたいと思いますm(__)m

ちなみに来夢先輩がZX-12Rに載ってるのは作者さんのインタビューで
「タミヤからプラモデルが出てるから」っていうのにも驚きましたね(笑)
そういえばタイヤパターンとかマフラーのヒートガードがなかったりするのもタミヤのキットと共通してるので
多少作画などにも影響があるのかもしれません(;^ω^)
でもおかげで基本的に大きく違いがあるところがないので楽といえば楽でした。
他のキャラクターのバイクであればほぼ大改造かスクラッチになってしまうので・・・・

今回は本当にストレート組というか大きく手を入れておりません。
しいて言うなら作中でのタンデムしてるコマが多いので、リアのタンデムカバー無しの状態で組みたいということもあり
タンデムカバー用の穴をプラバンと瞬間で埋めました。後はタンクやカウル類の合わせ目消しくらいでしょうか(´・ω・`)
バイクモデル製作の基本であるようなブレーキローターへの穴あけやパイピングの追加などすらやっていないので
怒られてしまうような気がしますが、あくまで来夢先輩のバイクを
形に残しておきたかったという事なんでどうかご勘弁いただけると幸いでございます。

ですが、時間がかかってしまったのはやはりバイクモデルという感じですね!
と言うのもほぼすべての箇所が見えるので、制作の大変さはある意味カーモデル以上でした。
わりかしヘビーフレイト系のトラックを組んだ時のような大変さがありましたね(笑)

私自身は原チャリ止まりなのと原チャリ好きということで
あまりリッターバイクなどは縁がないですが、こうやって完成させてみると非常に面白いですね!
最近はリターンライダーも多いようですからばくおん!のアニメ化でライダーが増え・・・・るかはわかりませんが
けいおん!の時みたいに流行ると良いなぁなんて思っちゃいます。

ばくおん!自体はネットなどを含めて話題になってますのでご存じの方も多いと思いますが
女子高生がバイク部に・・・という夢の様な展開は「三ない運動」という
どっかのおりこうさんが排除することで良しとし、本質も考えず建前上は素晴らしい制度のせいで
(三ない運動に対して言いたいことはたくさんありますが今回は割愛。)
高校生のバイク部は実際は難しいかもしれませんが、登場人物を男に置き換えたらわりかし高校時代を彷彿とさせます。
私は原付免許と従兄弟からもらった不動車のジョグZ止まりでしたが、原付含めバイクに乗っている生徒は
中免との原付免許の超えられないヒエラルキーのなかでも連帯感がありましたし
同じ趣味の人間同士、お互いの趣味をバカにしあったりもしながら世間話の中で
贔屓のメーカーや車種の話や改造の話に最高速自慢にコケた話など話は尽きないものでした。
そういった意味でもばくおん!の登場人物たちにはどこか似たキャラが回りにいたような気がしてしまいますね。
重度の鈴菌信者の鈴乃木凛みたいなメーカーびいきも居たりしましたね(笑)
流石に来夢先輩みたいな人は居ませんでしたけど・・・・・(;^ω^)

その中でも頼れる存在の来夢先輩はいつでもシンプソンのヘルメットを被り基本的にしゃべらないですが
作中随一のライディングテクニックにどんな整備もこなしてしまうキャラですが
二十年前から来夢先輩としてバイク部に在籍しており妖精のような存在ですが
バイク部メンバー皆に謎の存在と思われながらも面倒見が良いので
不思議なキャラでも慕われつつ溶けこんでる様子はなんとも言えないアクセントになってると思います。

主人公の羽根が初めてバイク部に行った時に後ろに乗せて走るシーンは
始めて公道に出た時の興奮を思い出しますし、原付きをくれた従兄弟の後ろに載せられて商店にジュースを買いに行った
必死に後ろにしがみついた子供の頃を思い出しました。ただしその時はZX-12Rじゃなくてスズキの蘭でしたが(笑)

個人的に好きなシーンはバイク部OBでありかつては「峠の姫」と崇められていて
来夢先輩に缶コーヒーを40秒以内に買ってこさせていた元88年式のNSR250乗りの校長のたづ子が
モテようと来夢先輩と峠に出向いたら黒づくめの格好にライダー達がドン引きし
やっと声を掛けられたと思ったら「このバイク、キーついたままですよ~」と相手にされず
その後参加したバイク乗りの合コンで88年式のNSRを「88cc?」と言われ激昂し撃沈して酔っ払って
泣きながら来夢先輩に電話して「場所は新宿!制限時間は40秒で迎えに・・・・」と言い切る前に
来夢先輩が到着し、手を差し伸べる所はなんとも言えず来夢先輩らしくてカッコいいのです。

ばくおん!も好き嫌いはわかれると思いますが、バイク乗りの方ならニヤッとしてしまうようなネタも多く
個人的にはオススメの一冊となっておりますので興味がある方は手にとっても見てはいかがでしょうか?
バイクが好きじゃない方でも楽しめるのではないかなと思います。

さて、久しぶりのバイクはもうお腹いっぱいです(笑)
次回作は普通に車で行こうと思います・・・・・(^ω^)

あ、最後になりましたが疑問点はありながらも、
「流石タミヤ!」・・・・なキットでした(笑)