昨日今日とは暑かったですねぇ・・・・・・暑がりの私にはイジメの時期がやってきそうです。
熱さを吹き飛ばすために気分転換にTOPとプロフィール画像を画像を変えてみました。
暫定なのでもしかしたらまた変わる可能性は大いに有りです。
さてさて、今回は久しぶりに手持ちの在庫から古めのキットを引っ張りだしてみたいと思います。
私も車好きを自称してますので好きな車が多いですが、王道ばかりではなく
一押しではないものの地味に好きな車は?と聞かれると私が頭に浮かぶ車があります。
それがマツダのファミリアです。
小粋なデザインとオールアルミエンジンの初代
ロータリーパワーの栄光から排ガス規制と苦しい時代を走り抜けた2代目3代目
幸福の黄色いハンカチでおなじみの4代目に
日本初のフルタイム4WDの6代目BFMR型。
「あ~ファミリアだ~」CMでお馴染みの7代目に
初めて勤めた会社で同期が乗っていて良く乗せてもらった
バブルマツダらしい上質な雰囲気が好きだった8代目・・・・・
ショートワゴンが画期的で地味ながらも輝いていた最終型。
現在はアクセラにバトンタッチしてOEMのバンが残るのみですが
「意外と周りでも乗ってる人が多かった」のがファミリアですね。
結構走っていたのに私が住んでるエリアではたまに見るレベルになってしまいましたが
私の中で非常に印象的な車種で、マツダらしいベーシックカーの見本のような車だったと思ってます。
そしてファミリアと聞くと特に印象深いのが一世を風靡した5代目の初代FFファミリアですね。
多くの方がこの型を思い浮かべるのではないかなと思います。

※2008年東京モーターショーで管理人撮影
実車は大ヒットしてマツダを支えたモデルというだけあって
私が子供の頃はかなり見かけたモデルでしたし、なにかと印象的なモデルです。
デートカーとしてもサンライズレッドの「赤いファミリア」は売れに売れ
ドアミラーに変更して屋根にはサーフボード。
ダッシュボードにヤシの木の置物(パームツリー)・Tシャツを被せたシートにサーファー仕様は定番で
実際にサーフィンをしなかった見た目だけの丘サーファー仕様が多かったというのも当時ならではです(笑)
若者人気が物語っていたようにホンダ・シティなどと一緒で、新たな若者向け自動車として大ヒットしたおかげで
プラモデルやミニカーがが多数発売されておりました。
メーカーも減り、少し斜陽化してしまった現代は考えられないほどのバッティングで
1/24だけでもイマイ(現アオシマ)・ニチモ・フジミ・ミツワ・オオタキ・・・・(他にもあったかもです)
そして、今回紹介するのがニットーのキットです。

マツダファミリアXG(GAL人形2体付き)という素敵な商品です(笑)
平たく言うとフィギュアがついてるキットですね(;^ω^)
ニットーというとベテランの方ならお馴染みでヤングモデラーの方ならあまりピンとこないかと思います。
日東科学という会社で創業は古く昭和三十年代前半でプラモデルの黎明期からのメーカーです。
モデラーに支持されながらも1985年頃に一度模型製造から撤退したようですが
その後は模型メーカーの下請けとして金型の製造や紆余曲折を経てマニア向けの商品などを
製造していて現在も小規模で活動を続けているメーカーです。
私も世代的に現役を知ってるとは言えないですが、ニットーのカーモデルは小学校の低学年の頃は
模型店で見かける事は結構ありましたので、タミヤにアオシマ・フジミのような
どこにでもあるお馴染み感は無かったものの模型店の棚には残ってる印象があったメーカーです。
今でこそ模型店のカーモデルの棚はアオシマ・フジミ・タミヤ・ハセガワ・アリイに海外メーカーくらいですが
私が父親に連れられて模型店に通いはじめた昭和末期には多くのメーカーのキットが並んでいました。
上記にくわえてバンダイ・エルエス・イマイ・マルイ・オオタキ・そしてニットーなど・・・・
ニチモなんかも栄光車シリーズや1/20がまだ普通に並んでいました。
「そんな小さい頃の事って覚えてる?」とか「ネットで得た知識だろ?」と思う方もいらっしゃるかもですが
遊園地など他の子供が喜ぶような場所があまり好きではなかった私には模型店は身近ながら夢の空間であり
薄暗い店内のショーケースに並んだ完成品や棚の上に鎮座するビッグスケールキット。
棚に積み上げられたキットを見た時のワクワク感。
決して華やかではないけど濃い空気が流れていた当時の模型店の雰囲気というのは
今時の総合ホビーショップと違うインパクトがあり心が昂ぶる素晴らしい空間だったのです。

おっと、毎度の事ながら話が反れました。
ニットーの廃業時にカーモデルに限らず金型があちこちに流れたのでニットーは知らなくても
旧ニットーの物で現役のお馴染みのキットは結構あったりします。
童友社経由でフジミに流れた日産フェアレディSR311やホンダS800にトヨタスポーツ800に
外車は初代ワーゲンゴルフにアウトビアンキA112アバルト等。
どのキットも比較的現役が長いキットですからニットー版を知らなくても
組んだことがあるという方も多いと思います。
ニットーといえばS800などはクリスタルシリーズというボディが透明なフルビュー仕様のキットが出ており
小学校の低学年くらいの時に上にも書いた父親が行きつけの模型店に売っており
完成写真にキラキラしたエフェクトがかかっているパッケージのあまりのインパクトに買ってもらおうとしたら
「こういうのは接着剤が綺麗に使えないとダメ。エンジンとかを塗装をしないとカッコよくない」と言う
元プラモ小僧の父親のダメ出しによりタミヤの流面形セリカを買うことに・・・・・(´・ω・`)
なんとなく作ってみたいなぁ・・・というもやもやをずっと残してしまいました。
クリスタルシリーズに再会するのは大きくなってから絶版店で途方も無い金額になってからでした(笑)

そしてフジミキットで悪名の高いヴィッツやプラッツに付属している
コンパクトカーサイズのピレリP7はニットーからの流用です。
このタイヤを開発した当時はまさか21世紀に入り
ニューチンクエチェントに流用されると思ってなかったでしょう(笑)
スーパーカーブームの頃のサーキットの狼シリーズは童友社からも発売されていますが
残念なことに70年代から80年代にかけての国産市販車のキットは再販されておらず
R30スカイラインや初代レパードなどは他社からもキット化されておりますが
ダイハツミラ・スバルレックス・トヨタライトエース・日産サニーバネットなどの私の好きなあたりの車種の
キットは金型が無くなってしまったのか解りませんがどこからも再販はされていません。
悔しいことにどのキットも幼稚園~小学校の頃模型店で見かけており
タイムスリップできたら大人買いしたい車種が沢山あります(笑)

今回紹介するファミリアはFF走行やリアハッチ開閉を売りにしてますし(FFシリーズ)
全体的にカチッとした雰囲気のキットが多いですから
今もカーモデルを生産していたらどういうスタンスのキットが出ていたのか気になってしまいますね。
前置きがえらく長くなりましたが、いつものことですからご勘弁を(笑)
このファミリアはあくまでもバリエーションの一つです。
エアロバージョンや通常のFFシリーズなどがあったようですが
(兄弟車のフォード・レーザーも!ただ、こちらは完璧な再現ではなく雰囲気キットでした)
今回のGALフィギュア付きは恐らくなのですが丘サーファー風というか
デートカーとしての雰囲気を出したキットなのではと推測します。
「赤いファミリアの脇でポーズを決めるギャル」(棒読み)が物語っているような(;^ω^)
成型色はポリバケt・・・・ゲフンゲフン!ではなくレマンブルーという淡いブルーを意識した成型色です。
通学路にこの色の放置車があったのでよく覚えていますが塗装が粉っぽくなっていたイメージが(笑)
それこそこの放置ファミリアはステッカーチューンやファンシーな小物が車内にあり
もしかして現役当時はナンパマシンだったのではないかと今になって思ってます。
ある時期を境にボコボコになってガラスなどが割られひっそりと消えてしまいましたが・・・・

ややフェンダーアーチが大きく感じますが、全体的にカチッとしていて
今でも通用するのでは?と思うボデです。現代の目で見るとアレな部分もありますが
フジミや旧イマイよりファミリアらしいかな?と思います。
モールなどが別パーツでバンパーの上のメッキトリムなどが別パーツなので
無塗装で組んでも違和感が無いようになってるのは嬉しいですね。

FF走行のギミックは面白くてこの手のモーターライズにしては珍しく
ユニット式のギアボックスを介して左右をつなぐシャフトを駆動させて
ドライブシャフトに値する部分にジョイントがありステアリングと駆動を両立しています。
当時としては画期的だったと思います。
フジミのファミリアもFF走行が可能でしたが
非常にアレな感じですがこちらは安心のメカニズムです(笑)

リアシートも左右分割で倒れたりとギミックが凝っているのがニットーのFF車の特徴ですね。
ハッチを開けてシートを倒して・・・と今時のキットがどこかに忘れてきてしまった
遊べる楽しさがあるのもこの年代のキットの特徴でしょうね。
ホイールが小さかったりライト周りのパーツが厚ぼったくて少し眠そうな感じだったりと
昔のキット独特の部分もあり今の目で見ると旧世代のキットだなと感じますが
プラモデルとしては非常に真面目な設計で
ニットーの心意気を今でも十分に感じられる良いキットだと思います。

さて、キットの中身はこれくらにしまして本体と言っても過言ではない一番の売りのGALを見てみましょう♪
ギャルズ
マニュアルマニアルという当時の男性向けファッション情報誌のような冊子が付いています。
昭和57年のバレンタインデー発行と言う芸の細かさが泣かせます。
素敵なGALと一緒にいたい
そんなわけで、GALを作ってしまおう。
ギャル、君を作りたい。・・・・・・・・・・ だそうです(笑)
現代に通じる萌えフィギュアブームの走りでしょうか?(絶対違うと思うけど)
う~ん・・・・奥が深いですねぇ
アップはこちらからどうぞもうどこから突っ込んでいきませうかね(笑)
一言で言うと思いっ切り80年代ですね(;^ω^)
寝る前に音読したり、コピーして職場や学校の机に飾っておくと周辺のGALがいいコになるかも知れません。
一年中トースト娘ってなんだ?と思ったのですが
アニメとかでパンを食べながら家を出て出会い頭にヒロインor幼馴染とぶつかって・・・ってありますけど
あれがトースト娘っていうのかなと思ったんですが、良く考えたらそういう類の話じゃなくて
一年中サーフィンしてて日焼けしてるってことなんですね(笑)
ちなみに私はごはん派です。
さぁ、ギャルズ
マニュアルマニアルを見て盛り上がってきたところで・・・・そろそろお待ちかねのギャルタイムです!
素敵なギャルとご対面~♪←古い


(;^ω^)う~ん・・・・・
ギリシャの彫刻とか美術の時間に似たようなものを見たことがありますが
当時はこういう人形は結構多かったんですよね。
こうやって見るとタミヤのドライバー人形って良く出来てたんですね(笑)
エルエスとアリイのよろしくメカドックシリーズもこういうフィギュアが入っていたのを思い出しました。
ブリスターパックに入った真っ白い人形が今でもちょっとトラウマです。
話がそれましたがよろしメカドックシリーズは本編に出てない車種のキットが多数あるのも印象的です(笑)
那智さんはいつ330セドリックに乗ってましたっけ?(;^ω^)
ちょっと待った!このシリーズのコンセプトはあくまでも自分だけのギャルを作るのがコンセプトのはず!
文句ばっかり言っていてはいけません!
さぁ、裏表紙の作例を見てやる気を出しましょう!

わ~い!いろんな意味で夢に出てきそうなギャルがいっぱい!
今時のアニメなんて目じゃないハーレム具合ですよ。
このブログは若い方も見ておられるのでアレなのですが空気を入れる等身大人形のような・・・・・・まぁそれは冗談ですが、タ○ヤの改造人形コンテストに出せるレベルの方なら現代風にアレンジして
「婚活大好き肉食系女子」「アニメ・マンガ大好き乙女ロード系コスプレ腐女子」「軽音部の先輩大好きギター女子」
「ゆるふわ系愛されコーデスイーツ女子」「サブカル系不思議ちゃん女子」「とりあえず形から入るよ系山ガール」などの
時代にあった女性への改造をしても楽しいかも知れません。多分・・・・
タミヤのキャンパスフレンズセットのような
人形の現代版っていうのもあっても面白いのではないかと思います。
私も少しネタっぽく書いてしまいましたが
こういうキットが決して嫌いではありません。強いて言うなら結構好きです(笑)
お手軽バリエーションキットと言ってしまえばそれまでですが
ある意味ほのぼのした時代だったのかも知れませんね・・・・
「もしも」「だったら」というのは夢物語かも知れませんが
カーモデルから撤退してしまったメーカーが
もしも今でもカーモデルを作り続けていたら・・・と思うのはヤボな事なのかもですが
こういうキットを眺めていると、ふとそういう事を考えてしまうのです。
えっ?語るだけじゃなくて作れって?すみません・・・・・(笑)
おまけ。

これ、使えるかなぁ(笑)
ちなみに私はハイジョイン派です。