衝撃のアナウンスから数ヶ月。
カーモデル業界をいろんな意味で驚かせましたフジミの230ローレルのキットが手元にやってきました。

プラモデルの新製品を予告を幾度と無く見てきて、その都度一喜一憂してきましたが
このキットの発売予告はある意味で私の模型人生で一番驚いた出来事だったかも知れません。
正直、現物を見れば見るほど白昼夢なのではないかと不安になります(笑)
さて、冷静になってキットのレビューをしましょう(;^ω^)

まず第一印象は、パーツの数は多くもなく少なくもなくの私の好きな位の量です。
ボディ・シャーシ&サスアーム・内装バスタブ&周辺小物
マフラー&ストラット・メッキパーツにクリアパーツとなにやらたくさんのタイヤ&ホイール。
まずはボディからチェックです!


ボディは今風フジミという感じで例によってシャキッとしたスジに繊細なモールドです。
今回はCピラーにやや大きめのパーティングラインが走ってますが削ってしまうので関係ないですね(笑)

ホイールアーチが少々?という造形で一段目のくぼみが入っていないような気も。
アーチも気持ち小さいようにも感じますがこれはその為でしょうか・・・・・惜しい(´・ω・`)
ここらへんは製作時にどうにかしたい所でありますね。
でも、上手く凹ませることが出来るだろうか・・・・
開口されているグリルから見えるインナーグリルの精密さや
全体のローレルっぽさは再現されてるので、非常に好感触だったのですが。
フロントのロアパネルのフラップ?は別パーツです。
サイドシルなどももう少し回り込んでいたほうがそれっぽいかもですね。
グリルなどはきちんと開口されています♪
街道レーサー系の方はダミーホース必須ですね(笑)

リアガーニッシュ周辺もメッキパーツでナンバー枠周辺を別パーツで再現されています。

フェンダーミラーは個人的にはかなり良く出来ていると思います!

メッキパーツは非常に良い雰囲気で、特にバンパーなどはゴムモールを別パーツ化してあるので
塗装の手間などもなさそうですし、バンダイの1/20キットを彷彿とさせてくれてニヤニヤ出来ますよ(笑)

ここまで来るとサイドシル部のモールやサイドモールもメッキで欲しかったなぁと思います。
ですが、コストの問題などもあると思いますのでなんとも言えませんが・・・・
ちなみにボディのサイドモールは実車だと木目調です!(説明書の指示はブラウンで塗装指示あり)
気合のある方は是非再現してください!
クリアパーツはこれまた今風のフジミ仕様です。
透明感があって、レンズ類のモールドなどもシャープですね( ^ω^)

ガラスは例によって段差ありです。きちんと合うかはまだ試してませんが
CR-Zなどのようなキツメのハメ込みではなさそうですね♪

テールレンズはなぜかピンあり・・・・・

実車も電球が見えますのであながち間違いではないと思うんですが・・・・うーん(笑)
ボディ周辺はツッコミどころと素晴らしいところが混在していますので
このキット、ある意味では非常に好き嫌いが分かれそうな仕様ではありますね。
私が文句を言ったところは改造の仕方によっては気にならないでしょうし・・・・
ボディ周りに続いて、シャーシ&足回りです。

造形等は今時フジミらしく、非常に良い感じですね。細かいモールドも入ってますし
フロントストラット・ロアアームのの取付穴が2箇所空いているので
ホイールベースが若干短い同シャーシの兄弟車のつながりで
「もしかしたらジャパン出る?」と本気で思わせてくれます( ^ω^)
キットの説明書ではロング側での取り付け指示が出ていますのでこれはもしかしたら?
アナウンスされていたように、八の字シャコタン仕様とノーマル車高の選択式です。

フロントはお馴染みスペーサー方式ですが
リアにはなんと贅沢にメンバーとアームが一式起こされており差し替え式で
ノーマルと八の字が選択できるという良いアイディアかと思います。

マフラーは純正ではなく所謂ダブルマフラーでしょうか?

ノーマルで組まれる方はアオシマの330あたりから
大きい触媒とパイプをを移植しましょう(笑)
街道レーサー系の人にはありがたいパーツですね♪結構激しい音しそうな感じです(;^ω^)
そして、このキット最大の謎であるのがホイールです。

なぜか2台分ホイールが入っています!
おまけ?入れ間違い?と思ったらどうやらリムの組み合わせで深さを変えてるため
リアをハの字シャコタンにしない場合は浅い方のリムが足りなくなるという事なんですね。
(一つのランナーに前後ディスク・リム浅&深・裏リムがモールドされています)
ということは上手く使えば1台分は別のキットに使えますし
私のようにノーマルにしたい人には必然的にSSRマークⅢが2セット余ります!
改造旧車系に流用しようっと( ^ω^)
今回もう一つ面白いと思ったのがこちらのテーパータイヤです。

アオシマの改パーツ等でもありましたがこのほうが
接地した時に地面に隙間ができないので飾っていてカッコよいと思いますね。
おそらく別パーツとかで発売されそうな雰囲気ですね。
お次は内装ですね!

内装はバスタブ式です。細部まで良くモールドがされています。
ドアロックノブやセンターコンソール周りのスイッチ類が良い感じです。
バスタブ式は正直塗装などめんどくさいですが良い部類に入っていると思います( ^ω^)
シートがちょっと惜しい!

かな~り薄いです・・・・やはりこの年代の車はフカフカシートでしょう!
凄いもやもやしていますが、おゆまる型どりなどでシートバックを複製して
厚みを持たせてあげたりする必要がありそうですね。
ステアリングはモモあたりの社外品ですね。

これはこれでアリですがやはり純正ステアも欲しかったですね♪
ただ、ライトスイッチなどのコラムスイッチ類のモールドは凝ってます。
ダッシュボード周りも良い雰囲気です♪

が、なぜかキットはオートマなのですがクラッチペダルがありますよ!
こ・・・これはどういう経緯でこのモールドが追加されたのでしょうか・・・・
かなりの謎を残してくれました(笑)
(おそらくかなりの割合でツッコミが入りそうだなぁ・・・・)
というわけで、話題のローレルですがちょっと気になるところがあるものの
発売されてほっと一安心というところでしょうか。ただ、ノーマル化などは
それなりに手間がかかりますし、フジミらしい一面をうまく修正しながら組むのが良さそうです。
サクっと気にせず組むか、手を入れるか・・・う~ん!悩ましい!
おまけ。
説明書はなぜか5穴のフェローチェを履いています(笑)

おまけその2。
やっぱちょっと加工してこれを履かせたいですよね(笑)

(アリイジャパンのアルミホイールにセンターキャップ追加でもOK!)